まずは導入目的を明確にすべし

自分たちの事業にPOSシステムを導入したいと思っている経営者もいるでしょう。その場合にまずは、なぜPOSシステムを導入するのかその目的を明確にすべきです。システムを導入して失敗する事例もあって、その理由の中でも比較的多いのが「とにかく多機能なものを」と思って導入したところ、ほとんどの機能を使いこなせていないというパターンです。これでは、ただ経費の無駄遣いになってしまいます。そこでPOSシステムを導入する場合には、なぜそれを取り入れる必要があるのか、そこから転じて業務遂行のためにどのような機能が必要なのかを考えてみましょう。またシステムによって、この業種向けという業務特化型のPOSシステムもあります。自分たちの業務とマッチしているかどうかも導入のポイントとして頭に入れておきましょう。POSシステムを導入する場合、経営判断や戦略を練ることが前提となります。そこで、経営判断をするにあたって有効なシステムかどうかも、判断ポイントになるでしょう。システムを使って様々なデータがもたらされることになります。このデータを、簡単に見やすく、自分たちの求める情報が得られるようになっているのか、必要な情報をタイムリーに取得できるのかも経営効率を上げるために欠かせない条件です。そのためには、どのような経営判断が求められるのか、そのためにはどのような情報が必要なのか、具体的に理解していないと正しい選択ができなくなります。

運用や保守などのメンテナンスを考える

POSシステムを導入しようと思っている経営者の中には、日本全国に多数のチェーン店を展開している人もいるでしょう。一方で複数の店舗を経営しているけれども、全国展開ほど手広い経営はしてないという人もいるでしょう。また、一つの店舗しか持っていないけれども、顧客データの管理をするために導入を検討している人もいるかもしれません。この3つのタイプは経営戦略や求めるデータもそれぞれ異なります。よって求めるPOSシステムもおのずと違ってくることになります。このようにシステム導入するにあたって、自分のお店の規模を考慮に入れて選ぶことも大事です。今後店舗をどんどん拡大しようと思っているのであれば、拡張性に優れたシステムを導入したほうが良いでしょう。また店舗を出店するけれども採算の取れない店はどんどん閉店していくなら、どのような状況にも対応できる柔軟性に優れたシステムを導入したほうが良いでしょう。一方で小規模の店舗であれば、それほどいろいろな機能のあるシステムを導入する必要はないでしょう。本当に必要なシステムだけを備えたもので、できるだけ無駄なコストをかけずに使えるシステムはどれかという視点で比較しましょう。システムは、導入したらそれでおしまいというものではありません。運用や保守のことも考える必要があります。POSシステムを導入すれば、サーバーやネットワーク、ハードウェアなども新たに導入する必要があります。そしてそれぞれのネットワーク状況が正常に機能しているかどうかを監視するスタッフも必要になります。もし自身でそのようなシステムを構築できるのであればいいですが、中には外注せざるを得ないケースもあるでしょう。その場合には、システム選びをするにあたってベンダーやメーカーがどのようなサポートをしてくれるかもチェックしておかないといけません。万が一、システムに問題が生じてシステムダウンをすれば、業務に致命的な影響が出るかもしれません。そのようなリスクマネージメントの観点からも、各システムを比較する必要があります。

現場のことも考えて機種選び

POSシステムを導入すれば、店舗ではそれに対応したレジを使って会計することになります。そこで現場のスタッフが問題なくレジが扱えるかどうかというところも、比較しておくべきポイントといえるでしょう。店によっては多数のアルバイトスタッフを雇っているケースもあります。この場合、レジ打ちをしたことのない初心者がレジを担当することもあるかもしれません。そこで経験のない人でも少しずつ使い方をレクチャーすればすぐにマスターできるような簡単なレジを探した方が良いでしょう。最近ではPOSレジの中でも、タッチパネルを搭載して、機械に不慣れな店員でも容易に操作できるように配慮した機種も登場しています。さらには業種ごとに特化していて、使用部門などもすでに設定済みのような機種を提供しているメーカーもあります。さらにメーカーの中には、お試し利用のキャンペーンを展開しているケースもあります。実際にレジに触れることのできるイベントです。このようなイベントが近くで開催されているのであれば、積極的に参加したいところです。実際に店でレジ打ちをするスタッフを数名連れていくと良いでしょう。そしてレジを実際に操作してみて、使いやすかったかどうか感想を聞くのも良いでしょう。このようにPOSシステムを導入するのであれば、多角的に比較検討する必要があります。